セックスレスの冷めた夫婦の体験談！

体験談① ／ Aさん ／ 女性 ／ 30代

主人とはお見合いパーティーで知り合いました。初めて会って2週間後、3回目のデートですぐにお付き合いすることになりました。

とても優しい人だったのですが、お付き合いすることになった日に主人が、「オレってエロいからなぁ」と、ぽろっと言っていたのが少し気になっていました。というのも私はセックスが嫌いではないですが、もし休日に朝から晩までセックスばっかりみたいなお付き合いになったらどうしよう、と…。

もう2人ともいい年齢ですので、身体の関係にはすぐになりました。しかし、彼は長く彼女がおらず毎日のようにひとりエッチをしていたことが原因で、私とセックスしてもほとんど射精に至りませんでした。自分でする時はちゃんと最後までイクそうなのですが。そして、コンドームを付けるとあまり気持ちが良くないので、付けたくないと言って、徐々にコンドームの使用を拒否するようにもなりました。射精には至らなくても、妊娠する確率はゼロとは言えないのでは？と内心思いましたが、嫌われたくなくて何も言えませんでした。ただし自分で排卵日などは気を付けるようにし、安全日でないと明らかな場合はセックスを拒否していました。

更に、お見合いパーティーで出会ったのにも関わらず、「実は友達に無理矢理連れていかれただけで、オレには結婚願望とか無いから」などとも言うようになり、結婚する気がないのにコンドーム無しでセックスする男性って、信頼できるの？という不安が芽生えてきました。

そんな人でも、周囲の友達の結婚ラッシュで急に寂しさを感じたようで、なんと私たちもお付き合いから約1年でのスピード結婚をしました。結婚願望の無かった人が、短期間の間に180度考え方が変わって入籍を決意したので、彼の家族や友達は非常に驚いていました。

ところが、一緒に住むようになったのと同じタイミングで彼の仕事も忙しくなり、体力を温存したいと言って夜も早く寝ることが多くなりました。私としては、もう結婚したのだから、コンドームを付けないことに関して不満を抱く必要ももう無いし、また一緒に住んでいるのだから、主人がアダルトDVDを見てひとりでマスターベーションするようなことは、もう無いと思っていました。ところが、私よりも帰りが早かった日などに、以前と変わらずDVDを見てひとりエッチしていると言うのです。「お前とやると、イカないし時間もかかるし、睡眠時間が削られるから」という理由です。

主人は「オレはエロい」と自分で言っていたし、結婚前は生理中あるいは私が安全日でないと言って拒否する時以外は必ずセックスしていました。それが、結婚してみたらあっという間にセックスレスになってしまい、一体どうなっているんだという気持ちです。そんな私に主人は、「オレは歴代の彼女に対しては、恋愛感情って抱いたことが無かった。ただ、身体の関係でしか無かった。でもお前とは、身体の関係なしでも一緒にいたいと思えた。それは素晴らしいことだ、オレはそんな風に思える相手と出会えて本当に幸せだ」と満足そうに言うし、私にもそんな二人の関係を肯定してほしいと思っているようです。

しかしこれは本当に幸せなのでしょうか？主人は間違いなく射精障害でしょうから、私以外の女性とセックスしても、おそらく射精するのは難しいでしょう。子供も欲しいとは思っていないようで、私が納得すれば、今の関係は悪くないと思います。しかし、何だかもやもやとした気持ちが抑えきれません。

体験談② ／ Bさん ／ 男性 ／ 50代

私は５７歳で、妻とはもう１０年くらいＳＥＸはありません。長年連れ添うとＳＥＸの対象ではなくなり、家に居ても空気のような存在です。妻も同様だと思います。では性的欲求はないのかというとそうではありません。私自身性的欲求が無くなれば人生は終わりと思っています。かといって不倫をする勇気もなければ、風俗に行くお金もありません。

一番手っ取り早いのはパソコンで見る動画です。今はパソコンはグローバルですから日本のみならず世界中のエロ動画が見れます。元々は有料の無修正動画も誰かのおかげで無料で見ることができます。パソコンで色々な動画を見ているとＳＥＸをした気分になります。若い頃から何人もの女性と関係を重ねていたので、この歳で実際にＳＥＸをしなくても、動画でそんな気分になれるのです。。もちろん自分で射精もします。数多くの女優の中から自分の好みの女優を見つけ何人かピックアップしています。射精は毎日はしませんが動画は毎日見ています。

もう一つ性的欲求を満たすのは、会社や身近に居る女性とイチャイチャすることです。仲良くなると休憩中におしりに触ったり、押し付けたりしてます。相手も自分同年齢くらいなので結構喜んでいます。その後ＳＥＸをしようという話にならないのが不思議ですが、お互い歳ですから割り切っていちゃいちゃしているのだと思います。この時、昔なら勃起したであろう興奮と感情が全身をよぎります。アソコはちょっとだけむくっとしている程度ですが、ついつい彼女のスカートの中に手を入れ逃げられたりします。私は彼女も興奮しているのだと思い込んでいます。

こんな毎日を送っていますが、これでＳＥＸを実際しない理由がもう一つあるのです。人間はいざＳＥＸをしてしまうと今までの壁があった距離がなくなり、なんでもありになります。そして自分の気持ちを優先したくなり、気まずい関係になり、やがて別れを迎えます。この一連の人間関係が嫌で面倒と思えているのです。つまりやってしまえば皆同じで、妄想の対象ではなくなります。では風俗はというと、１０年以上前はよく行きましたが、○万円を支払ってＳＥＸをするというのはこんな空しいことはありません。自分の好みでない人が相手だったらお金の為と思ってやるし、タイプの女性だったら逆に何故こんな風俗を・・と思ってしまって興奮しません。

このように今の私のＳＥＸはほぼ妄想です。色々経験した結果たどり着いたことです。義務でするＳＥＸは辛い、不倫は修羅場が面倒、風俗は空しい、そんな感情が妄想に繋がっています。

体験談③ ／ Cさん ／ 女性 ／ 40代

私は40代女性です。結婚してもうかなり長い年月が経過しており、子供もずいぶん大きく成長しています。世間で言われているセックスレスという類に私自身も入っているような状態で日々家族生活をなんとか営んでいます。

そもそもセックスレスになったのは、子供が中学生くらいに成長した頃からだったと思います。夫は子供を気にしてセックスレスになったとは思えないのですが、もしかするとそれも理由のひとつになっているのかもしれません。なぜなら、私自身が自分の過去を思い起こしたとき、ある嫌な思い出があることに気付いたからです。それは私の両親の性生活を思春期のときに目のあたりにし、すごく軽蔑してしまったという経験が私にはあるのです。自分たちの生活に置き換えると、どう考えても子供の目を盗んでまで性生活をするほど暇ではありませんから、セックスレスになってもある意味仕方がないのかもしれません。

我が家を始め、最近では雑誌でセックスレスが取り上げられるほど社会問題化してきているのは確かでしょう。先日は、ある外国のニュースサイトでも日本の若年層のセックスレスが増えてきているということが社会問題として取り上げられているのを目にしました。

それでは、日本ではなぜこれほどまでにセックスレスが増えたのでしょうか。おそらく答えはひとつではないでしょう。しかし、明らかに社会全体が疲れているということは原因のひとつではないかと思うのです。男性も女性も長時間労働や家事に日々追われ、体がクタクタ、週末はゆっくり体を休めたいのです。セックスなんてするとさらに体が消耗するのでそんなことをする身体的・精神的余裕なんてありません。つまり、多くの社会人の心身が摩耗している状態なので、セックスレスを減少させるためには身体的・精神的余裕を取り戻すことが急務なのではないでしょうか。

私は夫婦のセックスレスがよいとは決して思っていません。しかし夫に歩み寄っても嫌がられるだけなので、いつしかセックスをするという行為自体を諦めてしまいました。夫に一度言われたことがあります。「それって義務なの？」と言われました。そのときは相当ショックが大きかったです。しかし、それと同時に男性は意外と奥さんとの性生活を義務だから仕方なくしている、という人もいるんだということが後々わかりました。これは悲しい現実ですが、女性が知っておくべきことなのかもしれませんね。